校歌について

 作詞家 林 柳波(はやし りゅうは)

 明治25年沼田市材木町で林菊三郎の三男に生まれる。沼田小学校高等科を卒業後上京し、
その後明治薬学校(現明治薬科大学)を明治43年卒業し、母校講師となる。
童謡詩人として知られ、約千篇の作品がある。昭和49年82歳で没す。
 代表作に「おうま」「うみ」「たなばたさま」などがある。
  1945年(昭和20年)4月13日に空襲を受け、娘の療養先であった長野県上高井郡布施村(現小布施町)に疎開。
請われて地元の校歌や青年団歌、『小布施音頭』などを作詞し、小布施村公民館の初代館長(図書館長も兼任)にもなった。


作曲家 井上 武士(いのうえ たけし)

 音楽教育者、作曲家、勢多郡芳賀村大字五代(現前橋市五代町)の医師の家(生家は公民館より西方約二百M)に生まれる。芳賀小、群馬県師範学校を卒業、一年間上川淵小訓導を勤めた後、東京音楽学校師範科に入学、首席で卒業。小、中、師範学校等で音楽教育に活躍。東京音楽大学学部長、文部省教科書編集委員、全日本児童音楽家連盟会長、日本教育音楽協会会長等を歴任。作品は「チュ-リップ」「うみ」「うぐいす」「菊の花」「麦刈り」等の唱歌のほか歌曲など数百曲。著書には「日本唱歌全集」「井上武士作曲集」等多数がある。